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2023-04-06 12:00:00

つわりが重い妊婦さんの特徴とは?つわりを軽減するための整体セルフケア6選!

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つわり軽減整体
症状を和らげるセルフケアとは?
 つわり整体


このページでは、妊婦(マタニティ)整体の専門家の立場から、つわりの解消法をお伝えしたいと思います。 
 
妊娠初期のつわり。あなたは赤ちゃんを授かった喜びで胸を膨らませると同時に、つわりに伴うからだの変化を通じて、不安な気持ちもあるかもしれませんね。今の体調はいかがでしょうか。吐き気があると本当に辛いですよね。

つわり(悪阻)とは?

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あなたはすでに、いろいろなHPでつわりについて調べていることと思います。ですから、ここではごく簡単につわりについて解説したいと思います。

一般につわり(悪阻)は、妊娠前から胃腸や、肝臓に負担がある方はなりやすい傾向にあります。また、自律神経の働きが悪くなることで悪化することもあります。 

一般的なつわりの症状としては、嘔吐や吐き気、胸やけ、めまい、立ちくらみ、だるい、頭痛、唾液が多くなる、眠くなるなど、様々な症状が時に複合して現れ、かなり個人差があります。匂いに敏感になることもあります。 

だいたい妊娠4週から8週ごろに始まり、14から16週ごろまで続きます。90パーセントの妊婦さんは、妊娠22週ぐらいまでには改善していきます。まれに臨月になっても、つわりのような症状が続く方もいます。

つわりの医学的な原因は、今のところまだ完全に解明されていないようです。整体的には、骨盤の開閉バランスが大きく関連しているとみています。 

つわりが重症化して、嘔吐が頻回になると、妊娠悪阻(にんしんおそ)といって、脱水症状を改善するために入院して、点滴が必要となることがあります。  

つわりは経過するもの
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つわりは「悪を阻む(はばむ)」と書きます。なんだか字面だけでも怖そうですよね。でもつわりって、本当に悪いものなのでしょうか? 本来、からだに出てくる症状は、無駄なものはないはずです。 

例えば、風邪を引いたときのことを考えてみてください。熱が出て汗が出るということは、発熱を通じて発汗することで、熱を体の外に放熱しているわけです。これもある種の排泄です。鼻水や目やにも排泄現象です。

症状を速やかに経過させるために、必要があって生じています。その意味でつわりも(その人にとって)必要があって生じているはずです。風邪が経過するものであるように、つわりもやがて経過するものなのです。つわりを経過することで、赤ちゃんを育てるための環境が整うのです。 
 

食べたいものを食べる
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あなたのからだには、新しい命が宿り、あなたは命を守る親になろうとしています。新しい命が健やかに成長するために、あなたは自分のからだを整えて、赤ちゃんが暮らしやすい環境を作るために、からだの掃除のようなものをしなければなりません。

いうなれば、解毒のようなものです。あなたが食べたものが、血液を通じて赤ちゃんに栄養として届くわけですから、あなたの血液をクリーンにしておく必要があります。 

私たちが日常で食べている食事には、生きていくのに必要な栄養素ももちろん含まれていますが、中には赤ちゃんにとっては有害な毒素もたくさん含まれています。また食べ物だけではなくて、芳香剤などにもからだにとって有毒なものが含まれている場合があります。 

つわりで気持ち悪くて食べられないということは、からだが食べ物をさほど求めておらず、拒否反応を起こしているということです。だから無理に食べる必要はなくて、食べられるものだけを食べればいいのです。 

一般的には、肝臓を解毒しリフレッシュしたいときには、何となく酸っぱいものが欲しくなります。しかし食べたいものや食べられるものには、かなり個人差があります。昔よく食べていたものが食べたくなったり、ジャンクフードが食べたくなることもあります。自分が何が食べれるか、からだの声に耳を傾けてみてください。味の好みが変わって、今までそれほど好きではなかった、意外なものが食べられたりもします。

もしも何も食べられず、水分もとることができないような場合は、脱水症状がかなり進んでいる可能性があります。 その場合、点滴が必要ですから無理して我慢したりせずに、すぐに病院いってくださいね。


つわりが重い
妊婦さんの特徴とは?
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私は妊婦さんの整体を専門で行っていますが、長年の臨床経験から、つわりが重症化しやすい妊婦さんの特徴がいくつかみえてきました。 

もちろん例外もあるでしょうし、これからもまだまだ検証の必要があるとは思いますが、整体的な見地から、下記のような身体的な特徴が見受けられるように思います。以下に、その主な特徴をあげてみましょう。
 

・痩せていて、胸郭が薄い 

・呼吸が浅い傾向にある 

・猫背気味 

・みぞおち、季肋部が硬い 

・内臓が下垂している(胃下垂) 

・骨盤が閉じる傾向にある(ゆるみにくい) 

・目の負担が大きい(視力が悪い) 

・甘いものが好き 

・よく食べるが、太りにくい 

・妊娠前はお酒を飲んでいた 

・仕事などでストレス(頭の疲れ)があった 

など……  

これらは、単独で起きている症状ではなくて、それぞれが連動しています。 


骨盤の硬直をゆるめる

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とりわけ、右側の骨盤が硬直して動きにくい方に、つわりが多く見受けられます。骨盤の可動性が悪いのです。

骨盤の左右のバランスがよくなると、やがてつわりも経過していきます。視力が悪い方に、重度のつわりが生じやすい傾向があるように思います(もちろん例外もあります)。 

まれに、つわりがまったくない妊婦さんもいらっしゃいます。それはとても幸福なことだと思います。ただ、つわりと言ってもいろいろなパターンがあり、やたらと眠くなるのもつわりの一種です。 

吐き気や嘔吐で食約不振になる方がいる一方で、逆に食べないと気分が悪くなる「食べづわり」の方もいます。こういう方は、体重増加には注意が必要です。

吐くことや眠ること、あるいは食べることで、骨盤の硬直をはじめとして、頭やからだの緊張をゆるめるために、つわりという現象が起きているのかもしれません。 

つわりは、妊娠初期のからだの調整機能の働きの一貫として生じています。つわりを通じて、赤ちゃんが育つ骨盤の環境や子宮の環境を整えているのです。

だから、つわり自体が悪いのではなくて、つわりという作用を通じて、自らのからだを整えて、赤ちゃんを育むからだを準備しているのですね。 


つわりを軽減する整体
セルフケア6選 


吐き気や気持ち悪さが続いたり、ムカつきがあったりすると、やはり不快ですよね。食べたいものを食べられないと、妊娠前と大きく異なるからだの変化についていけず、これがいつまで続くのかと不安な気持ちになってしまいます。その辛さは、なかなか周囲に理解してもらいにくかったりします。 

もちろんつわりは、時間が経てばだんだんよくなりますが、出来るだけ早く終わってほしいものですよね。 

つわりをスムーズに経過させるための整体的なセルフケアをお伝えします。すぐに軽減しなくても、毎日続けることで少しずつ軽減していきますよ。  

1. スローモーション体操 

骨盤の広がりをスムーズにする、つわり対策として効果的な体操です。この体操は、整体法の創始者である野口晴哉先生が考案したものです。 

1. 足を腰幅に開いて立ちます。 

2. 両足先を外側にいっぱいに開きます(上半身は力を抜く)。

3. そのまま40秒かけて、ゆっくりと腰を落としてしゃがんでいきます。このときに出来るだけ上体を直立に保つようにします。 

4. 40秒かけて、ゆっくりと元に戻ります。 

5.今度は足先を内側に向けて、同じように40秒かけてしゃがみ、40秒かけて元に戻ります。 

6.足先の向きはそのままの内股の状態で、スキーのジャンプのように体を前傾させます(20秒キープ) 

7. 肘を曲げて上体をゆっくりと元に戻します。 

骨盤の動きがスムーズになることで、妊娠初期のつわりの予防になります。 

ただし、あまりやり過ぎると、かえってイライラしたりすることもあるので注意が必要です(一日一回行う、一週間以上続けてやらないこと)。ゆっくりと行うことがポイントですが、キツイ方は、最初は秒数を減らしてください。
 

2. 胃の吊り上げ 

仰向けで足を肩幅ぐらいに広げます。親指を中指と薬指の間に入れて拳をつくり、手首を招き猫のように曲折り曲げます。そのままの状態で、片手づつ手を上にあげていきます。

今度は、両足を10センチぐらい、10秒ほど床から持ち上げます。足を上げるのがきつい方は、かかとを突き出すようにするだけでも大丈夫です。ゆっくりと足を降ろしてゆるめて、深呼吸します。手も降ろします。これを三回行いましょう。 
 

3. 骨盤呼吸法 

仰向けで軽く足を開き、手の平を全体で腸骨を大きく包むようにして軽くのせます。息を吸うときに、中心方向(恥骨側)に力を集めるようにして手を滑らせるように意識を持ってきます。このときに、無理に手で押さえなくても大丈夫です。 

 

そして息を吐くときに、ゆっくりと中心に向けた力をゆるめるように元に戻しましょう。これを出来るだけ上半身の力を抜きながら行います。手の動きと呼吸の動きを連動させるようにして一分ほど行います。  

4. 肋骨挙上体操 

膝立ちになり、両手を肋骨のふち、肋骨の内側に親指以外の四本指を沿わせて当てます。少し上方に持ち上げるようにして、そのままからだを前に倒していきます。そうすると指が肋骨に入り込んできます。ゆっくりと上体を起こします。指の力を抜いて最後に深呼吸しましょう。胃の不快な症状を改善します。吐きたいのにうまく吐けないときにも効果的です。  

5. みぞおち呼吸 

正座か椅子に座った姿勢で、みぞおちに両手の親指以外の指を添えて、軽く押さえます。息を口からはーっと吐きながら上体を前に倒していき、軽く指をみぞおちに入り込ませますます。息を吐ききったら上体を起こします。これを数回行いましょう。

みぞおちの硬さがとれるとあくびが出て、自律神経に作用する首の緊張もゆるんできます。 
 

6. 手の三里(さんり)

手の三里は、胃腸の急処です。腕の外側よりの肘から少し下、押すと「ずしーん」と奥の方に響いてくるところです。 

 

終わりに
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いかがでしたでしょうか。 

つわりは吐き気があると本当に辛いものですが、つわりを通じて母親になる準備をしていると言えなくもありません。甘いものなどの嗜好品やアルコールなどを妊娠前に好んでいた方は、この機会に食生活を見直すよい機会になります。

またつわりがあるということは、赤ちゃんの成長の基礎がつくられる大切な時期に、自分のからだにもっと意識的になってほしいという、赤ちゃんからのサインなのかもしれませんね。 

お仕事をされている方は、無理せずに休めるようでしたら休んでくださいね。通勤などは、吐き気などがあると本当に大変ですよね。

また上のお子さまがいると、ご飯の準備があるので大変かもしれません。できるだけ、旦那さんやご家族に協力してもらって、何とかこの時期を乗りきってくださいね。 

妊娠初期のつわりの妊婦さんを受け入れてくれる鍼灸院や整体サロンも、今はたくさんありますので、外出が出来る方は、そういうところに通うのもいいと思います。 

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