【産後に骨盤ベルトは本当に必要?】

【産後に骨盤ベルトは本当に必要?】

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産後の骨盤ベルトは、多くの病院でも助産師さんから着けることを勧められますし、また色々なメーカーからたくさんの骨盤ベルトが販売されています。このページでは、産前産後の整体を専門で行っている整体師の立場から、骨盤ベルトについての私見を述べてみたいと思います。 

 

あなたはもしかしたら、以下のような疑問をお持ちではないでしょうか? 

 

「骨盤ベルトって本当に必要なの?」

「産後に骨盤ベルトしないと駄目なの?」

「骨盤ベルトをしないと骨盤が歪むの?」

「骨盤ベルトは好きじゃないけど、他に代用できるものはない?」 

 

私自身も、妊産婦さんからこのようなご質問をたくさんいただきます。また私の整体を受けたくても受けることが出来ない遠方の方や、海外にお住まいの方からも、メールでこのようなお問い合わせをいただくことも多いです。 

 

それだけ骨盤ベルトが一般化したということでしょうし、また骨盤矯正や骨盤ケアの重要性が認知されたのでしょう。ただ、骨盤ベルトや骨盤矯正で骨盤を締める、ということだけが一人歩きして、あたかもそうしないといけないような風潮が(もしかしたら)あるのかもしれません。 

 

また、産後に骨盤を締めれば痩せるとか、産後の骨盤ダイエットなどが一般に広まり、そういった情報が各種メディアや広告、またインターネットなどを通じて流布されています。 

 

骨盤矯正の有用性については、私たち整体業界の人間が利潤追求のために広めたことなのかもしれませんし、また企業が利益を得るために、必要以上に妊産婦さんの不安を募らせているという側面も(もしかしたら)あるのかもしれません。 

 

だとしたら、もし我々がいたずらに妊産婦さんの不安を煽り、それを商売の種としているのであれば、その事については整体に携わる一人として、申し訳ないという気持ちが私にはあります。

 

【骨盤ベルトの弊害とは?】

 

響気整体では骨盤ベルトの使用を、あまり積極的には勧めておりません(その有用性自体を否定するつもりは、まったくありません)。 

 

産後間もない時期で骨盤がグラグラして不安定な場合や、痛みが強く出るような場合は、一時的に使用するのはいいと思います。また、上のお子さまがいらっしゃる場合や、産後すぐに送り迎えなどで出掛けなくてはならないときなど、どうしても動く必要がある時は、骨盤ベルトを装着していた方が骨盤が安定します。 

 

もちろん本当は、骨盤が不安定な状態の時はあまり無理してほしくないのですが、そうもいっていられない場合もあるでしょう。そういう場合は、ぜひとも使ってください。 

 

ですが、やはり使い方が大事になってきます。骨盤ベルトを長時間、かつ長期間に渡って使用し続けることによる弊害もあるのです。そのことをこのページを読んでいるあなたに知っていただくために、私はこの文章を書いています。 

 

私は長年、妊産婦さんの整体を専門で行ってまいりました。その経験から申し上げて、骨盤ベルトによる弊害を実感することもあります。骨盤ベルトをきつく締めすぎて、鼠径部が圧迫されて血流が悪くなってしまう方が、時に見受けられます。きつく締めすぎて、汗で蒸れてしまったり、痒くなる方もいます。明らかに強く締めすぎなのです。 

 

また、産後は赤ちゃんのお世話(授乳や沐浴、おむつ替えなど)で、座ったり立ったりを繰り返すので、骨盤ベルトの位置がずれてきてしまいます。最初はきちんと着けていたのに、だんだん位置も強さも適当になり、適当に装着するようになってきます。そうすると逆効果になりかねません。そういう方をたくさん見てきました。

 

トイレの度に骨盤ベルトをつけたりはずしたりするのも、正直なところ面倒ですよね。 

 

それと、誤解している方もいますが、骨盤ベルトを着けているからといって、必ず痩せるということはありません。 

 

矯正」というと、歯列矯正のイメージからか、外部からの無理な力で圧を加えると思うかもしれませんが、骨盤を無理に締めることは、決して良いことではありません。 

 

骨盤ベルトで「軽く支えてあげる」ことで、骨盤が安定して動きやすくなるのは事実ですが、動かしてもとくに痛くなければ、あえて骨盤ベルトを使用する必要はありません。 

 

【骨盤の動きを柔軟にすることが大事】

 

産後六週間ぐらいは、よくも悪くも骨盤が不安定で動きやすい時期です。 

 

骨盤を支える筋肉や靭帯の働きがうまくいかないと、お尻の仙腸関節や恥骨結合部がゆるんでいるため、骨盤バランスに歪みが生じやすく、そうなるとより骨盤回りの筋肉に負荷がかかり、痛みや違和感が出てしまうのです。 

 

骨盤ベルトは、関節や筋肉を半ば固定化することで、つまり出来るだけ動きを制限します。痛みがあるから、外からの力で動かないようにして安定させるということです。

 

しかしながら人間は元来、「動く生き物」です。動かなければ動けるようにはなりませんし、強くはなりません。守るだけでは、からだは強くはならないのです。 

 

動かしても痛くない状態になれば、痛みは生じないのです。「動かすと痛いからだ」から「動けるからだ」に導いていけばいいのですね。というと、何だか禅問答のようですが。 

 

産後の骨盤回りの筋肉は、緊張して硬くなっているので、この硬直を取り除いてあげれば、痛みは軽減します。そして、筋肉の硬直(こり)は、動かさないとゆるまないのです。 

 

産後の骨盤矯正は、だから骨盤を締めること自体が目的ではなくて、骨盤が安定化するように骨盤周囲の筋肉のバランスを整えていくということにあります。 

 

少なくとも私自身は、そのような目的意識を持ちながら整体をしています。だから正確に言うと骨盤「矯正」ではなくて、骨盤「調整」なのです。便宜的に「骨盤矯正」という言葉を私自身も使わないわけではありませんが、骨盤を無理に「正す」わけではありません。 

 

ついでに言うと、痩せることやダイエットを目的ともしていません。結果的に痩せるようなことがあっても、ダイエット目的の方は、すべてお断りしております。 

 

【からだは頭よりも頭がいい】

 

骨盤ベルトで締め付けられるが好きではない方や、不快感を感じる方は意外と多いものです。もしかしたら、あなたもそうかもしれません。でも、そういうあなたはむしろ、からだの感覚、からだの感受性が高いのかもしれません。

 

快・不快を素直に感じることが出来るのは、からだの感覚に対して正直だからです。自分のからたが不快なシグナルに反応して嫌がっているのに、いくら頭でこれはいいと判断しても、いいわけありません。頭はからだほど、頭がよくないのです! はっきり言って、からだの方が賢いのです。

 

もしあなたが、骨盤ベルトで締めることが好きではなかったり、不快感があったり、また骨盤ベルトを締めることが面倒だったりする場合は、無理に着けることはありません。あなたの「からだの声」に従ってみてください。

 

【骨盤ベルトの代用品とは?】

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それでも、もしあなたが骨盤の歪みが気になるようであれば、骨盤ベルトの代用品としてこれを使ってみてください。 

 

その代用品とは、「ヒモ」です。どこにでもあるヒモです。百円ショップにも売っているので、あなた骨盤ベルトの代わりに行う骨盤調整で使う金額は、たったの100円です(消費税は別ですが) 

 

これは、バランストレーナーの小関勲さんが発案したものです。

 

ヒモトレ」といって、ヒモ一本でからだを整えていくボディケアで、スポーツや介護、リハビリ、教育の現場でも応用されています。

 

骨盤ベルトで締め付けられるのが好きではない方は、このヒモトレをヒントとして、骨盤ベルトの代用品にしてみてください。 

 

ヒモの長さは、1.5~1.8メートルぐらい。太さは、出来れば直径六ミリ以上の太めのものを使います。だいたいどんな100円ショップに売っていますよ。もしなければ、スカーフやストール、梱包用のビニールテープ、着物の腰ひもなどでも構いません。ただ、ゴムヒモなどの伸縮性が高いものですと、あまり効果が期待できません。

 

ヒモの装着方法

1. 両足を閉じて、お尻の下に合わせ、

 

2. 前は鼠径部辺りに持ってきて、太もものところで結びます(蝶々結び)

 

3. 前側を少し持ち上げて、

 

4. 足を開いて、ヒモに張りがあればOK

 

あまりキツくし過ぎることはありません。隙間に指が入るぐらいで大丈夫です。また位置が多少ずれてきても、あまり気にしなくていいです。だいたいで、適当でもいいです。夜に着けていても大丈夫です。 

 

ヒモですから、骨盤ベルトのようにトイレでいちいち外さなくても、少しずらせば平気なはずです(くれぐれも便器のなかにヒモを入れて濡らさないように!)。必要以上に圧迫されませんから、一日中着けていてもいいですよ。

 

こんな簡単なことで効果が本当にあるの?と思うかもしれませんが、たった100円のヒモですから、試してみても損はありません。ヒモ一本で効果が出るのであれば、高いお金を出して、骨盤ベルトを買ったり、産後に整体を受けるよりも、全然安上がりですから、興味がある方は、ぜひお試しくださいね。

 

【なぜヒモをつけると動きが楽になる?】

 

なぜヒモをつけるだけでからだの動きが楽になるのでしょうか? それはヒモトレの発案者である小関勲さんにもその理由をうまく説明することは出来ないようです。

 

私自身も自分で試していますが、からだの余計な力みが抜けて、にも関わらずからだ全体のパフォーマンスがアップしている感じがします。私はもともと腰痛持ちでしたが、ヒモを付けたところ、腰の負担がかなり軽減しました。緊張と弛緩のバランスが整い、からだ本来の働きが十全に発揮されるのかもしれません。

 

ひもをつけることで、からだの中心感覚が整い、安定感が出てきます。局所の力みや緊張が消えて、効率よく無駄なく力を発揮できるようになります。

 

産後の女性は、赤ちゃんの授乳や抱っこ、オムツ替え、沐浴などで、不自然な姿勢を取り続けたり、また腰をかがめて前かがみになる機会も多く、からだに負担がかかりやすいです。骨盤が不安定な状態で立って抱っこをするのは、本当は控えたほうがいいのですが、そうも言っていられませんよね。

 

でも、このヒモトレでからだの「中心感覚」を養えば、骨盤ベルトなしでも骨盤や腰への負担が軽減できますし、安定感がでます。

 

産後のヒモトレ。百聞は一見にしかず。まずはお試しあれ。

 

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