三門久美子×吉村光弘 ダイアローグ1
●産後ドゥーラを知ったきっかけ~マドレボニータとの出会い~
吉村光弘(以下、吉村): どのようなきっかけで「産後ドゥーラ」のことを知ったのでしょうか?
三門久美子(以下、三門):産後ケアを推奨している 「マドレボニータ」とNECが共同で「ワーキングマザーサロン」というプロジェクトをやっていて、その一スタッフとして参画していたのですね。
私は中央区チームだったのですけど、そこでファシリテーターをしていた丑田香澄さんという、今はドゥーラ協会の理事をしている方のツイッターで「ドゥーラ」に関する記事を読んだのですね。
それで、丑田さんとは同じスタッフ同士だったので、「ドゥーラ」の話を詳しく聞いたのですね。その時、「これから産後支援の団体を新しく作るんだ」という話を聞いたのが、ドゥーラという存在を知った最初のきっかけです。
吉村:マドレボニータのことは、どのようにして知ったのですか?
三門:自分の二人目の出産後に、たまたま図書館でマドレボニータ代表の吉岡マコさんの本を借りて読んで知りました。それで、「ああ、こういう団体があるのか」と思って。
自分も産後だったので、その時は「体型を戻さなきゃ!」という思いがあったのですね。なので、他にもいっぱい、骨盤調整の本とか、当時流行っていた産後ダイエットの本などをいろいろと図書館で借りていたのですが、あまり読まずに読み飛ばしていたのですね。
どの本ももちろん、産後のからだのことやエクササイズのことは、書いてあるのですけど、吉岡マコさんの本はそれだけではなくて、もっと大事なことというか、何ていうか精神論的なことも書かれていたのですね。そこに惹かれました。
それで当時、辰巳にマドレボニータの産後のクラスがあったので、歩いていける距離だし、ここに行ってみよう!というのがマドレボニータとの出会いです。