小林睦子×吉村光弘 ダイアローグ8
●私のやっていることはみんなヨガだなって思います
小林:「親子ヨガ」とかをやっている時は、私のクラスは、すごいつながりを意識させるので、子どもが泣いていたならばちょっと中断する・・・。
泣きじゃくっているのに続ける人たちもいますね、インストラクターの中には。ママがちょっと我慢すれば泣きやむ時期が来るからって・・・。
でもね、それはただ子どもに不快を植えつけているだけなので、泣いている子を泣きじゃくるまでママがヨガをしているのは、それはヨガじゃないと私は思っているので、途中で中断して・・・。
それこそ、「手遊びうた」だって、ヨガになるんですね。それは「手遊びうた」って名詞がついちゃっているからヨガじゃないだけで・・・。
でも「手遊びうた」だってヨガになるし、いろいろな表現や方法や接し方がヨガになりうると思うので、私は「すべてヨガだな~」と思って・・・。
傍からみると見ると私のやっていることは統一性がないように見えるらしいのですけど、私がやっていることは全部ヨガだなって・・・思います。
吉村:とてもよくわかります。僕自身も「整体」ということをそういう感じで捉えているので。その言い方、すごくよくわかりますね。
小林:あ、ほんとですか? よかったです。
吉村:だから、まったく関係がないようなことでも、ヨガ的な世界観がベースにあったりだとかするのかなって・・・。
小林:そうですね~。
ヨガというのはなんぞや?ということについて書いてある本があるのですけど、たぶん、普通の人はヨガって聞くと、ポーズを取って、体を柔軟に動かして、気持ちよくって、みたいな(笑)。
もしくは筋肉痛になったり体が痛くなって・・・というふうに思うと思うんですけど、この「インテグラル・ヨガ」で何百っていう章の中で、ポーズのことに触れているのはたった三つだけで、あとは・・・道徳的なこと?
「ヤマ・ニヤマ」って聞いたことありますか?
吉村:ヤマニヤマ?