小林睦子×吉村光弘 ダイアローグ4
● SVAHA(スワハ)の由来
吉村:それで、いろいろな出会いとかお芝居の経験とかもありつつ、ご出産されて、ヨガのインストラクターの資格を取って、一年前の2010年に「SVAHA(スワハ)」という場を立ち上げられたとのことですが、「SVAHA」という屋号といいますか、名前の由来は何ですか?
小林:ヨガというのはすべてサンスクリット語なので、サンスクリット語で何かつけたかったのですね。
で、いろいろ悩んでいろいろ探していたときに、私、「般若心経」が好きなんですね。
吉村:般若心経が・・・。
小林:はい。地味ですけど。
「無」とか「空」とか・・・。あれはすごいなあと思っていて、一番最後に「ぎゃ~ていぎゃ~ていは~ら~ぎゃ~ていは~ら~そうぎゃ~ていぼじ~そ~わ~か~はんにゃ~しんぎょう」って終わるんですけど、最後の「そわか」の元の言語が「SVAHA(スワハ)」なんですね。
中国を通じて日本に来ているので、中国で漢訳されて、それが日本語読みになったりしているので、発音が変わっていますけど。
それで「SVAHA」って何だろう?と思ったら「みんなが幸せでありますように」とか「願い事がかないますように」っていう意味だったので・・・。
ああ、なんか、わたし、みんなに幸せになってほしいと思って(笑)。自分の育児がとくに長女の時は辛かったので・・・。
育児で悩むお母さんとか、非常にたくさんいると思ったので、でもそうじゃなくて、ほんとうは育児ってもっと「楽しいこと」だよねっていう・・・。
それはなんか、自分にも言い聞かせるというか「本当は楽しいものじゃない?」っていうのを、自分にも投げかけつつ、みなさんにも投げかけたかったので・・・。
それで「SVAHA」にしたんです。「これはどうやって読むんですか?」って言われてもいいからということで、「SVAHA」にしました!
吉村:とても思いのこもった、素敵な名前だと思います。