小林睦子×吉村光弘 ダイアローグ3
● 自分の中の軸
小林:自分の中でヨガを教えたい軸があったんですね。
それは「子ども」、「高齢者」(そのときは介護の仕事もしていたので)、「妊婦さん」(自分が子どもがいたので)、それから「産後のママ」(自分が出産をして、産後にヨガが出来るところがまったくないっていうことを知っていたので)。
なので、妊婦、産後、キッズ、シニア。絶対に資格とかを学んで、これらの方にヨガが出来るところを作りたいと思ったんです。
あと、ここのスタジオをオープンしてからも、妊娠しやすい体になるためにヨガがいいと薦めている先生が多いということも知って…。
不妊治療をしている方に適しているような「子宝ヨガ」があるっていうのを知って、じゃあここで講座もやって、自分も学んじゃえ~みたいな感じで、それが外部から先生を呼ぶきっかけになりました。
自分が学びたいことは、もしかしたら他の人も学びたかったり、共感したりするのかなと思って。
特にここは少人数制なので、一人ひとり丁寧に見てもらえるっていう利点があるのですね。
それと一般の方だけではなくて、それプラス、すでに指導者になっている方に向けて、そういう学び舎を開けたらいいなと思って、パワーヨガの指導者の養成講座を、先生を呼んでクラスを作ってやったりしています。
吉村:「場を持つ」ことって簡単に出来ることではではないと思うので、当然それなりのご苦労とかもあったのではないかと思うのですが、そこのところのエネルギーがすごいですよね。
小林:お芝居していたときもそうだったのですけど、何かをやり遂げたいエネルギーっていうのは、すごくあったと思います。
でも身近な両親からは反対がありました。リスクが大きいので・・・。すごくリスキーなので・・・。反対はされましたね…。
出会うべくして(今の自分に)出会っていると思います。ここにくるお客さんもそうですけど、自分が出会う人は、出会うべくして出会っているんだなというのを非常に感じますね。
出会わなくて良かった出会いって一つもないですよね、って思えるようになりましたね。
吉村 : 素晴らしいですね。
小林:そうですか?
吉村:いや、そうですよ(笑)。