小林睦子×吉村光弘 ダイアローグ2
●世界観の拡がり
吉村:「プラーナ」?
小林:「プラーナ」って、体の中の上昇していくエネルギーのことを「プラーナ」って言って。
(そのヨガ・スタジオの先生は)パワー・ヨガの第一人者になる方なのかな? 日本では・・・。
女性の先生でしたけど。今、実は一番会いたい人の一人なんです。
「ああ、こういう人になりたいな」と思ったのがひとつと、あまりにもヨガに対して無知だったなというのがひとつと、世の中にこんなにスゴイ先生とか考えを持った人がいるんだなって思って。
お医者さんでもないのに、こんなに体の知識をたくさん持っていて、それこそ整体師さんじゃないけど、ほんとに一人ひとりをみてケアしてくれる先生がいて・・・。
今まで知っていたヨガは、大衆に向けてそれこそ20~30人に向けた、ジムとかヨガみたいにそういうヨガしか知らなかったのですけど、「プラナパワー」で「ああ、そういうのじゃないのもあるんだな~」ということを知って、そこでの世界観の拡がり方はものすごかったですね。
だからあそこに行くべく、大手ヨガ・スタジオの面接に落ちたんだなと思いました。
たぶん、物事がうまくいく時とか、失敗する時とか必ず理由があって、そういう時って自分の中に足りないものとかを気づかせてくれる時なんだなあということを、すごく実感したんですね。
そこで大手のホットヨガ・スタジオに合格していたらば、たぶんそっちでずっと仕事をしていたと思うので、今みたいに新しいことを学ぶという気もしなかったと思うし、その出会いもなかったと思うんです。
なので、もうほんとに落ちてよかったと思いました。落ちて万々歳だったな~って。ものすごく学びが大きかったですね。
それでその「プラナ・パワー」を卒業してすぐに、助産院の産後ヨガとかのインストラクターとして働くようになりました。