竹村絵実×吉村光弘 ダイアローグ1
●ヨガをはじめたきっかけ
吉村光弘(以下吉村):ではよろしくお願いします!
竹村絵実(以下竹村):よろしくお願いします!
吉村:まずお尋ねしたいのは、竹村さんはどういう経緯でヨガに出会ったのでしょうか?
竹村:小さい頃にクラシック・バレエを習っていて、その延長のような感じで中学ぐらいからジャズ・ダンスをやり始めたんです。『フラッシュ・ダンス』っていう映画ご存知ですか?
吉村:はい。知っています。
竹村:あの映画を見てダンスを始めたような感じで。それとファッションモデルのクリスティー・ターリントンが好きで、彼女の影響で芸能界のタレントのような仕事も中学の時からしていたんですね。ジャズ・ダンスはそのレッスンの一環で習ったんですけど、ヨガに出会ったのも彼女の影響です。
吉村:それはいつぐらいですか?
竹村:14~5年前ですかね。
彼女の生き方とか生き様が好きで、今のようにヨガが流行る前ですけど、彼女が趣味でヨガを始めたということを聞いて、ヨガってどんなのだろう?と思って。
14~5年前はまだ、おばあちゃん世代がレオタードを着て(笑)やっているようなものしかなかったんですけど。
…あの、地下鉄のサリン事件は何年でしたっけ?
吉村:事件があったのは…1995年ですね。
竹村:当時は大学でヨガのレッスンに行くんだと友達に言うと、「えっ? ヨガ?(オウムなの?)」っていう感じで、ビックリされる感じだったので、ごく一部の人にしかヨガを始めたことを言わないで、隠しながら通っていました。
それで、まわりはおばあちゃまとか、おばさまとかばかりで、その中に混じってヨガをしていたのですが、それがすごくよかったんですね。以前からダンスをやっていたので、腰痛とか肩こりとか筋肉痛とかが当たり前だと思っていたのですけど、ヨガに通うようになったら体が楽になって、あれ、今までのあの体の重みは当たり前じゃなかったんだ!という気づきにもなって。きっかけはそれですね。
吉村:ヨガを習ったのはどちらで?
竹村:当時はヨガを教わるには、まだカルチャー・センターのようなところしかなくて、たしかそういうところだったと思います。ヨガスタジオなどがほとんどなかった時代なので。広池秋子先生という方のヨガ教室に通いました。それが90年代後半ぐらいだったと思います。
それで、しばらくそこに通っていたのですが、もっと同世代にもヨガの素晴らしさを伝えられたらと思い、日本フィットネス・ヨーガ協会のインストラクター養成コースに通って資格を取りました。ここは、インストラクターになった後もスキルアップ研修がたくさんあり、ヨガの歴史や思想、様々な呼吸法、瞑想など知識としての学びもたくさんありました。
ヨガの仕事の斡旋もしていましたので、自社スタジオや大手のスポーツジムに派遣され、たくさんクラスを持つようになりました。それと、タレントの仕事もかじっていたこともあって、協会の先生方が本を出したり、取材を受けるときに、ヨガモデルもさせていただいていました。
結婚後は、富士山溶岩浴の中でするマグマヨーガのプログラムディレクターとしてスタジオ立ち上げのお手伝いをさせていただき、そこで、インストラクターを養成したり管理したりする大変さと喜びを経験させていただきました。
その他、アシュタンガヨガのchama先生・シヴァナンダヨガの友永淳子先生などのレッスンに通ったり、渡印したりして、国内外で様々な流派のヨーガを学びました。もちろん、今も学び中です。