【産後の股関節痛で歩けない!股関節が痛い・硬い原因はこれだ!】

【産後の股関節痛で歩けない!股関節が痛い・硬い原因はこれだ!】

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【痛いのは股関節ではないかも?】 

 

産後(あるいは妊娠中)に股関節が痛い、足の付け根(鼠径部)が痛いというご相談をよく受けます。あなたもきっと「股関節痛い 歩けない」などで検索して、いろいろと調べているのだと思います。 

 

一口に股関節が痛いと言っても、必ずしも原因は股関節そのものにあるとは限りません。 

 

また股関節が痛いという方のお話をよく聞くと、痛みの感覚や痛い部位がまちまちです。 

 

恥骨付近の痛みを股関節の痛みと思っている方もいますし、鼠径部を縦に走る筋肉(腸骨筋)の硬さを股関節の痛みと感じる方もいます。 

 

また股関節の場所を正確に知らないことも、よくある話です。全面にある腰骨(上前腸骨棘)のあたりを股関節と思い込んでいる方もいますし、お尻の横の「大転子」というところを股関節だと思っている方もいます。 

 

もしかしたらあなたが痛いのは、股関節ではないかもしれません! 

 

また股関節が痛いからといって、股関節自体が悪いわけではありません。痛いところと、痛みの原因は必ずしも一致するわけではないのですね。 

 

【股関節はどこか知っています?】 

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自分の股関節がどこにあるか、ここで確認してみましょう。 

 

椅子に座った時に鼠径部にしわが出来ますよね。この真ん中あたりに触れると脈を感じる所があるのが分かりますでしょうか? この脈を打つところの奥が股関節です。 

 

あなたが痛い場所と同じでしょうか? あなたが痛いのは、本当に股関節でしょうか。 

 

このページでは、産後に股関節が痛い、股関節が痛くて歩けないというあなたのために、股関節痛のメカニズムを解説したいと思います。 

 

産後の股関節痛の改善症例は、こちらから読めます。

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【なぜ産後に股関節が痛くなる?】 

 

なぜ産後に股関節が痛くなるのでしょうか。 

 

その前に、股関節の仕組みについてご説明します。 

 

股関節は骨盤と大腿骨を繋いでいる関節です。上半身の重みを受けて、それを柔軟に調節するために、とても複雑な動きをします。 

 

また股関節は、「球関節」と呼ばれる形状の関節で、ベアリングのようにあらゆる方向に動きます。そのため屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋という自由度が高い、複合的な動きが可能となります。 

 

そして自由度が高いからこそ、股関節は上半身の重みをしっかりと支えるために、通常は強固な「靭帯」で守られています。靭帯の役割は、関節が過度に緩みすぎないように、しっかりと固定することにあります。 

 

ところが、妊娠・出産のタイミングで、骨盤緩んできて、その歪みが引き金となり股関節に影響が波及してくる場合があるのです。 

 

【股関節痛は軽減するには?】 

 

お産に向けて女性の骨盤は、ホルモンの影響もあり、可動性が増していきます。具体的には、お尻の「仙腸関節」というところと、骨盤の全面にある「恥骨結合部」がゆるんできて、不安定になってきます。普段は強固な靭帯でさほど動かないようにガードされていますが、赤ちゃんを生まれる際に通りやすくするために、骨盤がゆるんで開いてくるのです。 

 

そうすると骨盤を支えている周囲の筋肉にも負担がかかり、筋肉は緊張し硬直してしまいます。そしてその筋肉の過緊張は、股関節にも影響を及ぼしてきます。 

 

ですから、「先天性股関節脱臼」や「変形性股関節症」などでなければ、また股関節に熱を持つような炎症がなければ、股関節そのものの問題ではなくて、その付近の筋肉の問題である確率が高いです。 

 

だから産後の股関節痛は、骨盤や股関節に関係する筋肉の過緊張を取り除いてあげれば、必ず軽減します。 

 

このまま歩けなくなったり、痛みが一生続くわけでもないので、どうか安心してくださいね。 

 

【股関節は骨盤や腰椎と連動】 

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股関節と骨盤、あるいは腰は、連動して動きます。例えば仰向けで寝て、股関節を屈曲させていき、さらに深く曲げると、骨盤は自然と後ろに傾きます。さらに胸の方に引き寄せていくと、腰椎が後湾します。これを運動連鎖と言います。 

 

この時に、お尻の「仙腸関節」に何らかの問題があると、うまく連動して動かずに余計な負担がかかり、股関節付近に痛みを作り出す原因になることがあります。 

 

また骨盤が前に傾きすぎていたり、逆に後ろに傾きすぎていると、股関節の動きも制限されたり、余計な負担がかかってしまいます。骨盤回りの筋肉も正常に働きません。 

 

さらに骨盤の左右の高さが違うと、骨盤を安定させる中殿筋の力が発揮出来ません。骨盤が安定していなければ、歩いたり、片足立ちになると、股関節の負担はさらに激増します。 

 

このように骨盤と股関節は、密接に関係しているのです。 

 

【あなたの授乳姿勢は大丈夫?】 

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産後の日常的な姿勢や動作が、骨盤や股関節に与える影響はとても大きいものです。 

 

授乳の姿勢や抱っこの姿勢で無理があると、必要以上に骨盤に負担がかかり、股関節にも悪影響が生じる場合があるのです。 

 

授乳や抱っこの姿勢が不自然ですと、知らず知らずに股関節の痛みを増長してしまう場合があります。 

 

例えば、産後の女性の授乳姿勢で椅子に座って赤ちゃんに母乳をあげるときに、高さを作るために、かかとを上げて足をつま先立ちにしている方がとても多く見受けられます。片側だけつま先立ちにして、骨盤に左右差を作るような捻れた状態です。肩も上がって無駄に力が入っています。 

 

産後の六週間ぐらいはとくに、骨盤の可動性が高い(歪みが出やすい)時期なので、不自然な姿勢で授乳をして変な癖をつけていると、股関節痛だけではなくて、それ以外のさまざまな不調を作ることにも繋がりかねません。 

 

あなたの授乳姿勢は大丈夫ですか? 

 

【股関節痛と筋肉の関係】 

 

産後に股関節が痛いという方は、多くの場合お尻の筋肉や骨盤を支える筋肉が硬直しています。 

 

股関節は、複雑な動きをするとても自由度の高い関節なので、その複雑な動きに対応するために23もの筋肉に支えられています。 

 

妊娠する前から、これらの筋肉の働きが悪い方は、妊娠中や産後に股関節痛の症状が強く出ることがあります。ひどくなると、歩けないという方もいます。 

 

今まで何ともなかったのに、妊娠・出産のタイミングで、骨盤の歪みが強くなり、突然股関節の痛みが表面化することもあります。 

 

次節では、産後の股関節痛と大きく関係する代表的な筋肉の役割について、詳しくご説明しましょう。 

 

●腸腰筋 

 

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「腸腰筋」とは、「腸骨筋」と「大腰筋」という2つの筋肉を合わせた名称です。歩くときに太ももを持ち上げて足を前に振りだすときなど、股関節を屈曲する(曲げる)働きがあります。 

 

大腰筋は、背骨から骨盤を貫くようにして大腿骨の少転子につながる、お腹の奥の方にある、インナーマッスルです。腸骨筋は、腸骨の内側から少転子にくっついています。 

 

この腸腰筋は、腰痛とも関係が深い筋肉です。腸腰筋が短縮すると、骨盤が前に傾き、反腰の原因になります。 

 

妊娠中や産後の女性で、仰向けで足を伸ばして寝ると腰が反って、さらに膝裏が床面から離れてしまう方がいます。腸腰筋が縮んでしまうと、股関節が曲がって伸びにくくなるのです。これを「股関節屈曲拘縮」と言います。 

 

股関節屈曲拘縮がある方は、足の付け根、鼠径部の辺りに痛みを感じやすいことがあります。 

 

産後の授乳などで、あぐらで座ったまま同じ姿勢を取り続けていると腸腰筋は柔軟性を失ってしまいます。足を組んだりすることも出来るだけ控えましょう。片側の腸腰筋が短縮して、より骨盤の歪みを作ってしまいます。 

 

●内転筋群 

 

内転筋群は、足の付け根内側から太もも、膝にかけて縦に走る5つの筋肉です。恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋の5つです。 

 

内転筋群は、脚を閉じて内側にくっつけるような運動をします。内転筋群が硬い方は、足の開脚や股関節をパタパタと動かすのが苦手です。身体が硬い方、股関節が硬いと言われる方は、この内転筋群が硬くなっていることが多いです。 

 

また内転筋は、腰痛とも関係が深く、なかなか良くならない腰痛の方でも、内転筋群の硬さが取れることで、痛みが軽減することもあります。 

 

妊娠中から恥骨付近が痛い方も、この内転筋群の働きが悪くなっている場合がほとんどです。 

 

●大殿(大臀)筋 

 

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大殿(大臀)筋は、お尻の大きな筋肉です。屈曲した股関節を元に戻す役割があります。 

 

たまに産後に尾てい骨が痛いという方がいます。座ると尾てい骨が当たって痛いというのです。このような方は、大殿筋の下の方が硬くなっていて、それを尾てい骨の痛みとして感じているのです。 

 

●中殿筋 

 

中殿筋は、大殿筋の内側にある筋肉で骨盤を安定させる働きがあります。また先の内転筋群と拮抗するような、股関節を外転する働きがあり、少殿筋、大腿筋膜張筋とともに「外転筋群」と呼ばれています。 

 

産後の女性は、お尻の横、股関節の外側が硬くなる方がいます。この付近の痛みを股関節痛と思い込んでいる方もよくいます。 

 

●深層外旋六筋 

 

大殿筋のさらに奥の方、股関節と近いところに「股関節外旋六筋」と呼ばれているお尻の筋肉があります。いわゆるインナーマッスルです。梨状筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋の6つの筋肉です。主に股関節を安定させる働きがあります。これらの筋肉にコリが出来ると、股関節の動きにも悪影響をもたらしたり、痛みを出現させます。 

 

梨状筋は、腰痛とも非常に関係が深く、この付近には坐骨神経が走っているため、坐骨神経痛の症状がある方は、梨状筋付近が硬くなっています。お尻の奥の方に感じる痛みの原因になります。 

 

これら以外にも、太もも全面の大腿四頭筋や、太もも裏側のハムストリングスなども

 

股関節と関係しています。 

 

【筋肉の過緊張が取れれば、痛みは和らぐ】 

 

筋肉は伸びたり縮んだり、伸縮性があります。肩こりで肩が硬くなっている方などもそうですが、筋肉が硬いということは、筋肉が縮んでしまったまま緩まなくなって力が抜けなくなった状態です。力を抜いた状態の筋肉はとても柔らかいのが正常です。赤ちゃんや乳幼児は、筋肉がとても柔らかいですよね。 

 

筋肉が硬くなると、血液の循環が悪くなり、筋肉内に疲労物質が滞ってしまいます。 

 

筋肉が過剰に緊張したものが、いわゆる「こり」です。筋肉のこりは、さらに血流を悪くさせ、より疲労物質が溜まりやすくなり、それがフィードバックして悪循環となります。血流が悪ければ、必要な酸素も行き渡らないので、その「こり」はさらに硬くなり、押すと痛みます。 

 

逆に言えば、筋肉の硬さが取れれば、血流はよくなり、疲労物質も老廃物も排出されやすくなるので、痛みも軽減するのです。 

 

【最高の骨盤調整法! 骨盤回し】 

 

産後のしばらく(六週間ぐらい)の間、骨盤はとくに不安定で動きやすく、また前後左右に傾きやすい時期です。お尻の筋肉の支えがなければ、不安定でグラグラしてしまいます。そしてその負担は、ダイレクトに足の付け根、股関節にかかってしまいます。 

 

歩くときに力が入らずにグラグラしたり、重心が片足にかかるとズキッと股関節に痛みが生じたりします。 

 

私が行っている整体では、「骨盤回し」という骨盤調整法を用いて、産前産後の骨盤調整を行います。 

 

妊婦さんでも、産後すぐの方でも安全で、とても穏やかで気持ちがいい、最高の骨盤調整法です。 

 

この骨盤回しで、骨盤を支えるお尻の筋肉全体の過緊張をとり、筋バランスを正しくすることで、骨盤全体の歪みを取り除いていきます。 

 

お尻の筋肉の硬直がなくなれば、股関節痛も軽減します。筋肉内に疲労物質が溜まったままだと、筋肉はますます硬くなり、伸び縮みしにくくなります。筋肉が伸び縮みしにくければ、関節の可動域が制限されて、動かすと痛みが出てしまうのです。 

 

この骨盤回しを行うことで、お尻の筋肉が柔らかくなり、骨盤の可動性がよくなるので、動かしても痛くない、「動けるからだ」になるのです。 

 

余談ですが、この骨盤回し行うことで、妊婦さんのお腹も柔らかくなって張りが軽減しますし、切迫傾向の妊婦さんにもまったく問題なく受けていただいております。また前置胎盤が改善された例もたくさんあります。 

 

【骨盤ベルトに頼りすぎていませんか?】 

 

筋肉に痛みがあると動かさない(動かしたくない)のですが、動かさずに固定化してしまうと、ますます痛みが慢性化してしまうこともあるのです。 

 

「産後に無理せずに安静にする」というのは、じっとしてまったく動かないということではありません。骨盤に無理な負荷がかからないように生活するということです。動けるのであれば、動いた方がいいのです。 

 

じっとしていても、筋肉は疲労します。筋肉は軽く動かすことで、血液やリンパのポンプ作用を促します。だから、筋肉が収縮したままの状態で動かないでいると、筋肉の血液循環は当然ながら悪くなりますし、そうなれば老廃物はますますに滞ってしまいます。 

 

産後に「骨盤ベルト」で骨盤を引き締めて、ある程度固定化して安定させることで、骨盤回りの痛みが軽減するのは事実なのですが、その一方で長期間に渡って骨盤ベルトに頼りすぎるのも、ちょっと問題です。 

 

骨盤ベルトをあまり強く締め付けすぎると、血流が悪くなる場合もあるので、かえって痛みが増したりするなど逆効果になる場合もあり得ます。くれぐれも、骨盤ベルトを締める強さや位置には気を付けてみてくださいね。 

 

骨盤ベルトに依存して、体を外側から守るだけではなくて、自ら動かす(動けるようにする)ことで筋肉の働きを正常化していくことも大事になってきます。 

 

体をかばいすぎることで、時に症状を進行させてしまうこともあります。「動かない」ことで「動けない」状態へと変わってしまうのです。体は使わないと決して強くなりません。 

 

もちろん、骨盤ベルトそのものが悪いわけではなく、とても有用なものです。痛みが強いときや外出時に不安があるときなどは、骨盤ベルトを装着していた方が安心感があるでしょう。 

 

痛みが軽減してきたら、少しずつ骨盤ベルトを装着する時間を短めにしてみましょう。 

 

そして、まずは横座りや足を組んだりするなど、不自然な姿勢をとらないように心がけてみてくださいね。 

 

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【股関節痛の意外な原因】 

 

心と体は、本来切り離せるものではありません。 

 

「心理的な問題」が体の症状として現れる場合があるのです。 

 

お産の時に感じた辛さや怖さ、またその時に感じた不安などがあると、股関節の痛みが過剰に長引いたりすることもあります。 

 

また産後に夫婦生活(性生活)を再開することの怖さがあると、それが恥骨や股関節付近の痛みとして現れる場合があるのです。 

 

神経が過敏となり、痛みに対して過剰に反応してしまうこともあるのです。 

 

とりわけ、産が大変だったり、またそのことへの(とくにパートナーである旦那さんからの)理解や優しさ、配慮がないと、治るものもなかなか治っていかずに、産後も長い間に渡って症状が続いてしまう場合があるのです。 

 

またどうしても股関節痛付近の痛みを強く感じるときは、なるべく抱っこの時間が少なくなるように、ご家族の協力が得られるよう心がけてみてくださいね。

 

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